ERPC、Solana Shreds製品ラインナップを刷新—専有Shredstreamを終了、UDP Shreds Forwardingを9月提供へ

ERPC、Solana Shreds製品ラインナップを刷新—専有Shredstreamを終了、UDP Shreds Forwardingを9月提供へ

ERPC、Solana Shreds製品ラインナップを刷新—専有Shredstreamを終了、UDP Shreds Forwardingを9月提供へ
ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役CEO:川崎文武)とValidators DAOが運営するERPCは、Solana Shreds製品のラインナップを2026年9月に刷新し、低レイテンシを重視する用途についてUDP配信を中心とした新しい製品構成へ移行します。
今回の刷新に伴い、現在提供している専有Shredstream系の全製品およびStream Bundleについて、今週中に新規受付を終了する予定です。現在ご契約中のサービスについても2026年9月5日をもって提供を終了し、お客様の利用構成に応じて後継サービスへの移行をサポートします。
9月には新たに、お客様が指定するIP:portへShredsをUDPで配信する「UDP Shreds Forwarding」の提供を予定しています。従来の専有エンドポイントを中心とした構成から、Shredsの配信経路そのものをよりシンプルにすることで、低レイテンシを求めるアプリケーションに適した製品体系へ再編します。
UDP Shreds Forwardingの価格、対応リージョン、詳細仕様、正式なリリース日は、準備が整い次第あらためて発表します。

専有Shredstream製品を9月5日に終了

ERPCではこれまで、サーバー構成や性能、配信元などの違いに応じて、複数の専有Shredstream製品を提供してきました。
今回の製品ラインナップ刷新に伴い、以下のカテゴリーについて今週中に新規受付を終了し、現在提供中のサービスについても2026年9月5日をもって提供を終了します。
  • 専有Shredstream系 全製品
  • 専有Epic Shreds系 全製品
  • Epic Shreds Premiumを含む専有型製品
  • Stream Bundle 全製品
現在これらの製品をご契約中のお客様については、9月5日の提供終了までに、利用しているリージョンや配信方式などに応じて移行をサポートします。
今回の変更は、Solana Shredsの提供そのものを縮小するものではありません。
これまで専有サーバーや専有エンドポイントを単位として提供してきた製品構成を整理し、低レイテンシ需要の強い用途については、UDPによってより直接的にShredsを届ける新しい配信モデルへ移行します。

新製品「UDP Shreds Forwarding」を9月に提供予定

新しいShreds製品ラインナップの中心となるのが「UDP Shreds Forwarding」です。
UDP Shreds Forwardingでは、お客様が指定したIP:portに対して、ERPCからShredsをUDPで配信する構成を予定しています。
従来の専有型製品では、専有環境そのものをプロダクトとして提供する構成が中心でした。新しい製品では、低レイテンシなShreds配信という本来の目的により直接フォーカスし、UDPによるデータ配信そのものをサービスとして提供します。
Solanaのリアルタイム処理では、単純なCPU性能やサーバースペックだけではなく、データが発生してから利用者のアプリケーションへ届くまでの経路全体が重要になります。
ネットワーク距離、hop数、転送処理、ジッター、配信途中に存在する処理レイヤなどは、すべて実際のデータ到達時間に影響します。
UDP Shreds Forwardingでは、配信構成をよりシンプルにすることによって、現在の専有エンドポイント型製品と比較して、さらなる低レイテンシ化が期待できる構成を目指しています。
ERPCではこれまでも、サーバー単体の性能だけではなく、Solanaネットワークからユーザーのアプリケーションまでのend-to-endの経路を一つのシステムとして捉え、ネットワーク、ハードウェア、OS、カーネル、配信方式のそれぞれを継続的に最適化してきました。
今回のShreds製品刷新も、その考え方を製品体系そのものに反映する取り組みです。

ShredsのgRPC配信は従来どおり継続

今回終了するのは、専有型のShredstream製品です。
ShredsをgRPCで受信する既存のShredstream製品については、今回の変更対象ではなく、従来どおり提供を継続します。
低レイテンシを最優先する用途ではUDP、既存のgRPCインターフェースを利用したストリーム購読ではShredstream gRPCというように、用途に応じて適切な配信方式を選択できます。
今後もERPCでは、UDPとgRPCそれぞれの特性を活かしながら、Solana Shredsを利用するアプリケーションに最適な配信環境を提供していきます。

Geyser gRPCも従来どおり提供

Yellowstone Geyser gRPCについても、今回の製品再編による変更はありません。
Geyser gRPCとShredstream gRPCは、どちらもgRPCを利用しますが、配信するデータと利用目的が異なります。
ShredstreamはSolanaのShredsを高速に取得することを目的としたデータフィードであり、できるだけ早い段階でのデータ取得を必要とする用途に適しています。
一方、Geyser gRPCはValidatorで処理されたトランザクション、Account、Blockなどのデータをリアルタイムストリームとして購読するためのサービスです。
ERPCでは今後も、ShredsとGeyserそれぞれの特性に合わせたインフラを継続して提供します。

Epic Shreds Directは継続、価格体系を改定予定

Epics DAO ValidatorからShredsをUDPで直接配信する「Epic Shreds Direct」については、今回のサービス終了対象ではなく、引き続き提供します。
Epic Shreds Directについては、新しいShreds製品ラインナップへの移行に合わせて価格体系の改定も予定しています。
新しい料金については、UDP Shreds Forwardingを含む新ラインナップの詳細とあわせて、あらためて発表します。

現在ご契約中のお客様の移行をサポート

今回提供終了となる専有ShredstreamおよびStream Bundleをご契約中のお客様には、現在の利用構成に応じた移行をご案内します。
必要なリージョン、Shredsの配信方式、UDPの利用可否、gRPCとの組み合わせなどによって適切な移行先が異なるため、対象製品をご利用のお客様はERPC Webダッシュボードのサポートチャットまでお問い合わせください。
現在のご利用状況を確認したうえで、9月5日のサービス終了までの移行をサポートします。

より速く届けるために、製品構成そのものを最適化

ERPCは、Solanaインフラの性能を単純なサーバースペックだけで評価していません。
高速なCPUやNICを導入しても、データソースから遠ければ通信時間が発生します。ネットワーク経路に余分なhopや処理が加われば、その分だけレイテンシやジッターが増加します。
だからこそERPCでは、Solanaネットワークへの近接性、データセンター、ネットワーク経路、サーバーハードウェア、NIC、OS・カーネル、そしてユーザーへの最終的なデータ配信方式までを含めて、一つの低レイテンシインフラとして設計しています。
今回のShreds製品ラインナップ刷新では、従来の専有サーバーという製品単位にとらわれず、ユーザーが本当に必要としている「データをより速く受け取る」という目的から配信構成を再設計します。
9月に予定しているUDP Shreds Forwardingを含め、ERPCは今後もSolanaにおけるデータ取得とトランザクション処理のレイテンシを削減するため、ネットワークとインフラの両面から継続的に改善を進めていきます。
UDP Shreds Forwardingの対応リージョン、料金、仕様、正式なリリース日については、追って発表します。