ERPC、シカゴリージョンのRPCおよびGeyser gRPCノードを第五世代EPYCとDDR5 6400MHzへ更新。DoubleZero直結の北米中枢拠点で処理安定性と追従性能を強化
ERPC、シカゴリージョンのRPCおよびGeyser gRPCノードを第五世代EPYCとDDR5 6400MHzへ更新。DoubleZero直結の北米中枢拠点で処理安定性と追従性能を強化

ELSOUL LABO B.V.(本社:オランダ・アムステルダム、代表取締役 CEO:川崎文武)および Validators DAO が運営する ERPC は、シカゴ(Chicago)リージョンにおいて提供している Solana RPC(HTTP / WebSocket)および Solana Geyser gRPC ノードを対象に、CPU を最新の第五世代 AMD EPYC へ更新し、あわせて DDR5 6400MHz メモリの活用を開始しました。
本アップグレードは、既存のシカゴリージョン利用者の皆様に対し、設定変更や移行作業を必要とせず、すでに反映されています。
今回の更新は、単純なピーク性能の向上を目的としたものではなく、北米中枢リージョンとしてトラフィックが集中しやすいシカゴにおいて、同時多接続時の処理余力、レイテンシのばらつき、ストリーミング負荷下での安定性を引き上げることを主眼としています。
シカゴリージョンの戦略的位置と都市としての優位性
シカゴは米国中西部に位置し、東海岸と西海岸の双方へ効率的にアクセスできる地理的特性を持ちます。北米全域を対象とするアプリケーションやインフラ構成において、特定の海岸側に偏らない中継点を確保できることは、平均レイテンシだけでなく、時間帯や経路変動によって生じる応答のばらつきを抑える上でも重要です。
また、都市としてのシカゴは、通信キャリアおよびデータセンター関連産業の集積が進んでおり、最新世代のサーバーハードウェアが比較的早期に流通しやすい市場環境を備えています。ERPC は、手に入る限り最新世代の高性能モデルを、実運用に耐える形でできるだけ早く適用する方針を継続しており、今回のアップグレードは、調達性、供給状況、設置スケジュールといった条件が最も早く整ったリージョンとして、シカゴで先行して実現したものです。
DoubleZero直結と北米におけるバリデータ集積拠点としての特性
シカゴリージョンは、Solana 専用線ネットワーク DoubleZero を通じて、ソルトレイクシティ(SLC)およびロサンゼルス(LA)と直結する構成を含みます。一般的なインターネット経路で発生しやすい経路変更や混雑の影響を抑え、東西間で低レイテンシかつ安定したデータ伝送を成立させやすい点が特徴です。
ニューヨーク(NY)やピッツバーグ(Pitt)といった東側拠点に近い立地でありながら、西側の SLC や LA とも良好な通信条件を維持しやすいことから、シカゴは北米全体を一様にカバーしやすい中継拠点として機能します。
また、ERPC の運用観測において、シカゴは米国内でニューヨークに次ぐ規模感でバリデータが集積している拠点の一つとして位置づけられています。Solana ネットワークにおいては、バリデータが多い地点そのものがデータ伝播上の要所となりやすく、RPC や Geyser gRPC における追従性や安定性にも影響します。ERPC は、DoubleZero による専用線経路と観測・配信拠点の配置を組み合わせることで、地域要因や経路要因による不利を抑えた構成を継続的に強化しています。
第五世代EPYCおよびDDR5 6400MHz適用の技術的意味
Solana RPC および Geyser gRPC の実運用では、同時多接続、短周期のバースト、フィルタ条件の増加、再接続や再購読といった負荷が複合的に発生します。今回の世代更新では、CPU の処理能力向上に加え、メモリアクセス性能の改善によって、負荷集中時の待ち時間や処理遅延のばらつきを抑え、全体の安定性を引き上げることを重視しています。
北米中枢リージョンであるシカゴにおける計算資源の更新は、当該リージョン単体にとどまらず、北米全体、ひいてはグローバル構成における運用余力の底上げにも寄与します。ERPC は、平均値だけでなく、実運用で問題になりやすいばらつきや限界点を引き上げる改善を、継続的に積み重ねています。
対象サービスと提供プラン
今回のアップグレードは、シカゴリージョンで提供している Solana RPC(HTTP / WebSocket)および Solana Geyser gRPC の基盤に反映されています。共有 RPC、Unlimited エンドポイント、Geyser gRPC 単体プラン、gRPC Bundle プラン、同一ネットワーク内の ERPC VPS を組み合わせることで、PoC から本番運用までを一貫した環境で構成できます。
ERPC では、RPC、Geyser gRPC、Unlimited エンドポイント、Shredstream、VPS といった各コンポーネントを、同一リージョン・同一ネットワーク内に集約して提供しています。これにより、インターネット越しの外部通信やリージョン間トラフィックを挟まず、内部ネットワーク内での低レイテンシかつ安定した通信が成立します。
特に RPC と Geyser gRPC、アプリケーション実行環境(VPS)を近接配置する構成では、往復遅延やばらつきが抑えられ、再接続や高頻度アクセス時の挙動が安定しやすくなります。単体の性能向上だけでは解決できない「構成全体としての追従性と一貫性」を、ERPC は同一ネットワーク内設計によって実現しています。





ご利用・相談について
最適なリージョン構成、プラン選定、既存構成からの移行設計については、Validators DAO 公式 Discord にて個別相談を承っています。
- Validators DAO 公式 Discord: https://discord.gg/C7ZQSrCkYR
- ERPC 公式サイト: https://erpc.global/ja


