ChatGPT搭載のアプリをすぐに開発し公開できるオープンソースのSkeetが、AIによるアプリ開発サポートを強化したSkeet AI v1.5をリリース
ChatGPT搭載のアプリをすぐに開発し公開できるオープンソースのSkeetが、AIによるアプリ開発サポートを強化したSkeet AI v1.5をリリース
ELSOUL LABO B.V. (エルソウルラボ, 本社: オランダ・アムステルダム) は、ChatGPT 搭載のアプリをすぐに開発し公開できるオープンソースの開発ソリューション"Skeet"の、AI によるアプリ開発サポートをさらに強化した Skeet AI v1.5 をリリースを発表しました。
Skeet は GCP (Google Cloud) と Firebase 上にフルスタックアプリを構築できるオープンソースの TypeScript 製サーバーレスフレームワークです。
Skeet を使えば、API サーバーから Web・iOS・Android アプリまですべてを TypeScript で爆速開発することができます。GraphQL や Firestore など、開発者体験の評判が良い技術を積極的に採用しています。ChatGPT や Vertex AI などの AI を活用したアプリケーション開発や Solana などのブロックチェーンを活用した Web3 dApp 開発も簡単に行うことができる現代的なアプリケーションフレームワークとなっています。
今回のアップデートにより、Skeet 開発のサポートに特化した AI モデル(ChatGPT 及び Vertex AI)を Skeet CLI から簡単に利用できるようになりました。これにより、Skeet は、AI による Skeet アプリ開発サポートを通じて、開発者の生産性をさらに向上させることを目指しています。
Skeet CLI (GitHub): https://github.com/elsoul/skeet-cli
Skeet AI (GitHub): https://github.com/elsoul/skeet-ai
Skeet AI による開発サポート
アプリケーションフレームワークは、アプリケーション開発のための土台となるコードを自動生成することで、開発者の生産性を向上させることができます。 多くのフレームワークは開発ツールを提供しており、開発者はそのツールを使うことで、多くの開発を自動化することができます。
しかし、開発者がそのツールを使いこなすまでにはそれなりの学習時間が必要で、一度覚えたとしてもなんらかの原因によるブランクがあると使い方を忘れやすく、再度コマンドを覚え直したりする必要があります。
Skeet AI はこの課題を解決します。下記画像は、Skeet AI が提供する AI コンソールの一例です。
ここでは、ユーザーにツイートができるようにしたいという要望を Skeet AI に伝えるだけで、Skeet AI が自動的に必要なデータモデルを提案します。 開発者は、この提案されたデータモデルをそのまま採用することも、要望をより明確にしてデータモデルを改善することもできます。 データモデルが決まれば、Skeet AI は必要なコードを自動生成するか開発者に質問します。
開発者は AI に作りたいアプリについて相談するだけで、必要なコードが自動生成されるようになっています。
このように AI 開発サポートを充実させることで、フレームワーク自体の学習コストを削減し、開発者の生産性を向上させることができます。
現在有効になっている AI サポートは下記の通りです。
- Firestore のデータモデルの提案とコード自動生成 AI
- Prisma のデータモデルの提案と GraphQL コード自動生成 AI
- Skeet ドキュメントを学習した先生 AI
- 作成した関数の TypeDoc(TypeScript のドキュメント)生成 AI
- ドキュメントやアプリの多言語対応のための翻訳ファイル生成 AI
今後追加していく AI サポートは下記を予定しております。
- Firebase Functions のコード自動生成 AI (ロジック部分の開発サポート)
- 自分のアプリコードのコアを把握しているデバッグに強い AI
Skeet は、アプリケーションフレームワークとして、アプリケーション開発のための土台となるコードを自動生成するだけでなく、AI によるアプリケーション開発サポートを提供することで、開発者の生産性をさらに向上させることを目指しています。
Skeet は世界中すべてのアプリケーション開発現場の開発・メンテナンスコストを削減、開発者体験を向上させるためにオープンソースとして開発されています。
詳しくは公式ドキュメントを御覧ください。
Skeet ドキュメント: https://skeet.dev/ja/